Selector infected WIXOSS

selector infected WIXOSS とは

『selector infected WIXOSS』（セレクター インフェクテッド ウィクロス）は、J.C.STAFFが制作したオリジナルの日本テレビアニメです。2014年4月から6月までの第1期放送の後、同年10月から12月には第2期『selector spread WIXOSS』（セレクター スプレッド ウィクロス）が放送されました。また、2016年には劇場版『selector destructed WIXOSS』（セレクター ディストラクテッド ウィクロス）が公開されています。

このアニメは、タカラトミーが発売したトレーディングカードゲーム（TCG）『WIXOSS』とのコラボレーションとして制作され、プロモーションアニメの要素を含む作品です。原作のカードゲームは、物語の設定やキャラクターに大きな影響を与えています。

作品の概要

第1期と第2期

『selector infected WIXOSS』は、第1期（2014年4月 - 6月）の全12話で構成され、次に続く第2期『selector spread WIXOSS』が同年10月から12月に放送されました。このシリーズの特徴は、一般的なTCGアニメとは異なり、より年齢層が高めなダークな雰囲気を持つ点です。制作段階において、タカラトミーは「大人向けの新しいカードゲームを創造するために、アニメと連携したい」と考えており、ゲームとアニメが相互に影響を与える形でプロジェクトが進められました。

ストーリーは、WIXOSSバトルを通じて、少女たちの感情が交錯し、スリリングな展開を見せるものとなっています。公式サイトのコラムでは、ストーリー内でのWIXOSSバトルの内容が紹介され、視聴者とプレイヤーの理解を深めています。

劇場版

2015年4月19日には、特別イベントが開かれ、劇場版の制作が発表されました。劇場版『selector destructed WIXOSS』は、2016年2月13日に公開され、物語はさらなる深みを持って展開されました。続く作品『Lostorage incited WIXOSS』も放送され、これまでのキャラクターたちが登場し、その後の展開を描きました。

あらすじ

物語の舞台は、女子中高生たちの間で流行するトレーディングカードゲーム『WIXOSS』です。このゲームの中には、「ルリグ」と呼ばれる特別なカードを持つセレクターたちが、一般人には見えないフィールドで戦うという秘密が隠されています。バトルを勝ち進めることで、彼女たちは「夢限少女」となり、自身の願いを叶えられるという伝説があります。

主人公・小湊るう子は、友達作りのきっかけとして、兄から贈られた『WIXOSS』のスターターキットを手にします。ある晩、彼女はそのカードに描かれたキャラクター、タマと出会い、彼女を導くことになります。彼女は新たな友達とともに、セレクターバトルの世界に踏み込んでいきますが、その道のりには数々の困難が待ち受けています。

物語は、るう子がバトルを通じて友人たちとの絆を深めながら、悪と向き合う成長物語として展開されます。そして、彼女の願いが報われるのか、セレクターバトルの衝撃の真実が明らかにされるドラマが繰り広げられます。

登場人物

作品には印象的なキャラクターが多く登場します。主人公の小湊るう子やその親友紅林遊月、さらには各ルリグたちが、願いや夢を持ってそれぞれの葛藤を抱えています。各キャラクターの背景や心理描写が丁寧に描かれることで、視聴者はその世界観により深く没入することができます。

本作は、TCGの戦略や心理戦が織り交ぜられたストーリーとなっており、友情や犠牲、願望が様々な形で表現されています。また、関連する漫画作品や劇場版でもストーリーが拡張され、さらなる楽しみが提供されています。

まとめ

『selector infected WIXOSS』は、ただのカードゲームを題材としたアニメではなく、深いテーマ性や不穏な要素が織り交ぜられた物語です。友情や裏切り、願望とその影響を鋭く描き出し、多くのファンに支持されています。アニメファンやTCGファンのみならず、広く楽しめる内容となっています。

もう一度検索